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(EXHIBITION)

リニューアル企画展 展覧会「継承のトランジション」

【展示について】

継承とは何を意味するのか。一般に継承は、過去から現在へと何かが保存・伝達されるものとして捉えられる。しかし時間の経過とともに、物語は語り直されるたびに編集され、技術は新たな素材や方法と出会って変容し、記憶はやがて現実と虚構の境界を溶かしていく。

すなわち継承とは、静的な保存行為ではなく、受け継がれるたびに現在の文脈が流入し、絶えず変化し続ける動的なプロセスではないだろうか。

本展は、その問いを出発点として、「伝わること」と「変わること」が同時に起きる、口伝などから始まるコミュニケーションの変化プロセスを可視化しようとする試みである。

この展示に参画する倉敷安耶、JACKSON kaki、MULTISTANDARDの3組のアーティストは、それぞれ異なる時間への関わり方を持ちながら、「継承」という概念の現在形を問い直す。

倉敷安耶は、語り継がれるうちに個人から記号へと変えられてしまった存在(身体)をモチーフに、転写・コラージュによる平面作品を、共同体の中で他者と関わり生き抜こうとするケアの行為とともに展開する。

JACKSON kakiは、語り継がれるたびに編集されてきた昔話をモチーフに、アバターと生身の肉体が衝突するパフォーマンスの再演を通じて、継承によって起こる変容と暴力性を問う。 

MULTISTANDARDは、誰もが当然のように継承してきた道具を再びスタディの対象として空間に展開し、新たな視点を提示する。

3つの実践はそれぞれ異なる時間への関わり方を持ちながら、「継承」という概念の現在形を問い直す。

RUI Architectsの設計により新たな空間となったSHUTLは、「固定されない空間」として生まれ変わった。

大きなポイントは空間を組み替える可動壁システムが導入された。

固定されない空間は、「いつも違う」ことで場の豊かさを測るという板坂氏の問いを体現しながら、会期中は、空間が常に変化し続けるように定期的に手動で壁が動かされる。

そうすることで、継承されていく時間の流れにおけるプロセスや関わりを可視化を試みる。

「伝統と現代の新たな接続」を掲げるSHUTLのこけら落としとして開かれる本展において、継承はいまここで起きていることとして体験される。

(PROFILE)

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倉敷安耶/ Aya Kurashiki

倉敷安耶(くらしき あーや)

1993年 兵庫県生まれ。茨城県在住。
現在は東京と関西を拠点に活動。
アーティスト・コレクティブSISOUL.Sメンバー

一貫して、肉体という個別の物質、あるいは付属するカテゴライズによって絶対に断絶された孤独な存在のひとつであるという自覚を持ち、他者との距離について制作を行ってきた。自己と他者との関係には様々な軋轢が生じ、孤独な課題を抱えている。 作品はそれ自身が私にとっての信仰であり、断絶されたこの身で他者と関係性を紡ぐ架け橋で、あるいはときに軋轢によって生じた傷を手当てし生き抜くためのケアである。宗教・ジェンダー・死・身体等の巨視的な領域から、職業・家族等に至る身近な領域まで、そこに伴う共同体と、生き抜くため行為であるケアをモチーフにし、転写技法を用いた平面作品を主軸にした他、共食をテーマとした儀式的なインスタレーションやパフォーマンスなどを用いる。
仏教画の九相図、そのモデルに引用された小野小町、さらには説話と化しイメージが一人歩きしたことによって個人の人格を無視し、押し付けられた罪を背負った点が小町と共通するマグダラのマリアをモチーフとした《九相図》や《互いのための香油塗り》、名画等の女性の身体にアダルト画像をコラージュした《Transition》、箱形の支持体を持つ作品を墓や骨壷に例えた《Grave》《Bury》、祭壇のような食卓のインスタレーション《わたしたちは家族》《口腔間距離》、儀式的な飲食を伴うパフォーマンスやWS《晩餐会》《秩序を保つ》など。

学歴
2016 京都造形芸術大学 美術工芸学科 油画コース 卒業
2018 京都造形芸術大学 大学院修士課程 芸術研究科 ペインティング領域 油画専政(大庭大介ゼミ) 修了
2020 東京藝術大学 大学院修士課程 美術研究科 絵画専攻 油画第1研究室(小林正人研究室) 修了


2017 浅田彰賞「SPART 2017」
2020 入選「シェル美術賞2020」
2021 グランプリ受賞「WATOWA ART AWARD」
2024 秋元雄史賞「KAIKA TOKYO AWARD」
2025 入選「群馬青年ビエンナーレ」
2026 佳作賞「VOCA2026」

助成
2016年度–2017年度 公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第26期奨学生
2019年度 公益財団法人クマ財団 第3期奨学生
2021 公益財団法人クマ財団 継続的な活動支援事業採択
2021 アソシエイツアーティスト「VIVA AWARD」
2022 公益財団法人クマ財団 継続的な活動支援事業採択

個展
2026 「女が生まれて、女が死んで、——母の血、ワイン、チョコレート、アルコール、アルコール、アルコール」 京都市京セラ美術館(京都)
2025 「祖母は屋敷にひとりで住んでいた。」Live Art Gallery(東京)
「ショーケース SHOWCASE UENO #15. 倉敷安耶」東京藝術大学(東京)
「おまえの骨が軋むとき」ARTDYNE(東京)
2024 「ショーケース SHOWCASE directed by Ozawa Tsuyosh #43. 倉敷安耶」藝大食堂(茨城)
「Breast」KUMA GALLERY(東京)
2023 「百夜」SOM GALLERY(東京)
「あなたの髪のひとつ(だった)」haku(京都)
「腐敗した肉、その下の頭蓋骨をなぞる。」銀座蔦屋書店アートウォールギャラリー(東京)
2022 「浅はかなリ、リアルの中でしぜんにかえる。」和田画廊(東京)
「-OUR ART PROJECT- EXHIBITION」BPM(東京)
2021 「そこに詩はない。それは詩ではない。」myheirloom(東京)
「BnA_WALL 3rd Mural A~ya Kurashiki Solo exhibition」BnA_WALL Art Hotel in Tokyo (東京)
「GRAVE」TSUKURU WORK 新宿センタービル店(東京)
2016 「Shadow of 0.2 Lux.」(Cafe&Gallery etw / 京都)

グループ展
2026 「FOCAG」myheirloom(東京)
「VOCA展 2026」上野の森美術館(東京)
「Interwoven Chapters」京都蔦屋書店(京都)
「Tell Me Why」NEW GALLERY(東京)
2025 「Art group exhibition “STRIDE 1.0” by Art-Hack」EAT PLAY WORKS 3F(東京)
「観の輪郭」MEDEL GALLERY SHU(東京)
「群馬青年ビエンナーレ2025」群馬県立近代美術館(群馬)
「Intersection」HWA’S GALLERY(上海)
「WHAT A PAINTING WANTS」BONDEDGALLERY(東京)
2024 「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」藝大アートプラザ(東京)
「PHASE TRANSFER」Alpha Contemporary(東京)
「REUNION」myheirloom(東京)
「NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museum Vol.10 2F Wall Street Museum「Dancing in the Boundary」 -境界の中で踊る-」NEWoMan横浜(神奈川)
「東 京都 展 The Echoes of East Kyoto」WHAT CAFE(東京)
「nine colors XVIII」西武渋谷美術画廊(東京)
「KAIKA TOKYO AWARD」KAIKA Tokyo by THE SHARE HOTELS(東京)
「GROUP SHOW」三越コンテンポラリーギャラリー(東京)
「Expression vol.3」長亭GALLERY(東京)
「DISTANCE -絵画との距離-」MU GALLERY(東京)
2023 「Espace Virtuel」YOD TOKYO(東京)
「ニューミューテーション#5 倉敷安耶・西村涼「もののうつり」」京都芸術センター(京都)
「etoototo」+ ART GALLERY(東京)
「鋳物のマブ」CLUB王族(神奈川)
2022 「The ghost in the room」TENSHADAI(京都)
「Idemitsu Art Award(旧シェル賞)アーティスト・セレクション」国立新美術館(東京)
「SHIBUYA STYLE vol.16」西武渋谷(東京)
「Conversation」HAKU(京都)
「nine colors」西武渋谷(東京)
「エピソードone 次世代アーティスト16人展Vol.1 」阪急うめだ本店9階 アートステージ(大阪)
「(((((,」駒込倉庫(東京)
「THE SELECTED」elephant STUDIO(東京)
2021 「WATOWA ART AWARD」elephant STUDIO(東京)
「ブルーピリオド×ArtSticker」hotel koe(東京)
「SHIBUYA STYLE vol.15」西武渋谷(東京)
「From Intimate Path」Art 369 Space(栃木)
2020 「SHELL ART AWARD・シェル美術賞2020」国立新美術館(東京)
「東京藝術大学大学院 修了展」東京藝術大学 (東京)
2019 「取手アートパスタ2019」東京藝術大学取手校地 (茨城)
「サマータイム9192631770」東京藝術大学(東京)
「outline」Maki Fine Arts(東京)
「Tokyo Independent」東京藝術大学(東京)
2018 「取手アートパス2018」東京藝術大学取手校地(茨城)
「視覚の再配置」SHIN美術館(韓国)
「油画第一研究室展」東京藝術大学(東京)
「京都造形芸術大学大学院 修了展」ギャルリ・オーブ(京都)
2017 「第26 回奨学生美術展」佐藤美術館(東京)
「京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政 修士2 年生作品展 SPART2017」ギャルリ・オーブ(京都)
2016 「京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政修士1年生作品展 HOP2016」ギャルリ・オーブ(京都)
「movements 2016 2nd movement GOKAN」ART ZONE (京都)
「弘益大学70 周年記念交流展」Hongik Museum of Art(韓国)
「京都造形卒業展覧会2015」京都造形芸術大学 (京都)
2015 「the painting vol.13 the hole.」京都造形芸術大学(京都)
「あさぼらけ」MEDIA SHOP gallery(京都)
「Body・Head・Mind」Gallery CUBE(大阪)
2014 「スウィートヒアアフター “本屋と芸大生”」書肆スウィートヒアアフター(神戸)
「油画の学生どう思う?」京都造形芸術大学(京都)
2013 「UN LOCKS」京都造形芸術大学(京都)
「SINGS」3F Project Room(京都)

 

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(PROFILE)

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JACKSON kaki

JACKSON kakiはアーティスト、DJ、VJ、ディレクター、グラフィックデザイナーとして活動する。3DCGや映像、パフォーマンス、インスタレーション、サウンドなどのマルチメディアの表現に取り組み、身体とテクノロジーの関係性を脱臼的感覚に落とし込む。VJとしてはMONDO GROSSOやEYヨなどの国内のアーティストから、Two ShellやKode 9などの海外のアーティストとのコラボレーションを行い、クラブシーンを中心に活動する。アーティストとしては国内のギャラリーなどの展示の参加や、海外の美術館でのAudio Visualのライブを行う。

主な展示/出演の実績
2023年
京都市京セラ美術館 (京都) – Interference, Resonance: NTsKi – VJ
CALM & PUNK GALLERY (東京) – ZOR – Exhibition / Director
DOMMUNE – Prettybwoy – VJ
Syndicate (香川)- Dream State –
SUMMER SONIC 2023 (東京 / 大阪)- Licaxxx / (sic) boy – VJ
UNIT daikanyama (東京) – DENPA!!!/電刃 EYヨ – VJ
ラフォーレ原宿・BE AT STUDIO (東京) – Supernatural LABO – Exhibition
BANGKOK DESIGN WEEK(タイ/バンコク) – Exhibition
WWW(東京)- Two Shell – VJ
2022年
KT ZEPP Yokohama (東京) – (sic)boy- VJ
Unsound Festival (ポーランド/クラコウ)- Two Shell – VJ
NEWVIEW FEST (東京) – #kzn NEWVIEW ULTRA XR LIVE – XR Live
FUJIROCK FESTIVAL 2022 (新潟) – Fake Creators – VJ
SLEEPING TOKYO WHITEROOM (東京)- GMJ – Exhibition
Refraction Festival 2022 (アメリカ/NYC) – Exhibition
Manifesto festival (イタリア/ローマ)- Vincenzo Pizzi – A/V Live
Contact Tokyo (東京)- Imaginary Line – Exhibition/Director
MONDO GROSSO – Audio Visual Live – VJ
NEWVIEW FESTIVAL – MONDO GROSSO XR Live – XR Live
2021年
MUTEK 2021 (東京) – Audio Visual Live
FUJIROCK FESTIVAL 2021 – millenium parade – VJ/Technical -Directed by Margt PRADA Holiday 2021 – Licaxxx – VJ
THE PLUG – BUG4ASS by GRIDIN’ – Exhibition
2020年
PARCO SHIBUYA (東京)- P.O.N.D. – Exhibition / Virtual Gallery Direction BOILER ROOM from ISOLATION – Prettybwoy – Streaming
ULTRA STUDIO – DIO C’E’ – Exhibition
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主なMV監督担当アーティスト:
MONDO GROSSO, D.A.N. , Dios, Fake Creators, Yuko Araki, Snowk, toiret status, NTsKi, plan i
主なアートワーク/コミッション提供先:
CASIO, Amazon Music, MUTEK.JP, パナソニック株式会社, ソニー・ミュージックエンタテインメント, エイベックス株式会社, PRADA

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MULTISTANDARD

MULTISTANDARD は社会が求める最適解を提示するのではなく、新たな視点をツールとしてデザインに機能させ、アイデアに形を与えることを主眼としている。
近年は、輸送をテーマとしたプロジェクト packing list( 台湾、東京、ミラノ ) や、design/delight form:a Tactile Futures( 上海 ) への参加など、国内外で精力的に
活動に取り組む。

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SHUTLへのお問い合わせ

Launching Authentic Futures SHUTL

SHUTL is a gallery for exploring new ways of connecting tradition and modernity.

SHUTLは現代の表現者が、伝統と出会い直し、時間を超えたコラボレーションを行うことで新たな表現方法を模索する創造活動の実験場です。スペース利用から、メディアへの掲載、コラボレーションまで、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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