(EXHIBITION)
Group Exhibition「あの空間・場所について」
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【展示について】
深夜の廊下、使われなくなった施設、照明だけが点くホテルのロビー——
「誰もいない空間」に宿る不安や違和感としてインターネット上で広がった「リミナルスペース(Liminal Space)」は、根源的な恐怖と、説明のつかない奇妙な郷愁を同時に呼び起こす。「The Backrooms」に端を発し、ヴェイパーウェイブ(Vaporwave)の影響を一部受けながら育ったこの概念は、2020年前後の欧米での爆発的な流行から5年以上が経ち、日本でも一般化している。人が写っていないのに記憶だけが定着している風景。その無人性の中にこそ、得体の知れない親密さが息づいている。
しかし、現在のインターネット上には、原理的なリミナルスペース——純粋な「不気味の谷」的な恐怖——からはみ出した空間も無数に生まれている。穏やかで、どこか温かな空白、あるいは安心できないのに捨てがたい空虚感、それらはもはや厳密なリミナルスペースとは異なるが、確かに「あの空間・場所」として共有されている。
本展では、そのような「あの空間・場所」について、微風ゾーンことTsudio Studio、アシアタ、COR!S、ミヤオウの4名の作家が、写真・映像、イラストレーション、そして音楽を通じてそれぞれの解釈を提示する。参加作家のうち3名は音楽家としても活動しており、音と視覚の往還のなかで、“場所の残像”を聴覚的にも立ち上げていく。
かつて「不気味な空白」として語られた空間が、いまや「親しみのある無人性」へと変化している。
その変遷は、ネットカルチャーの成熟でもあり、私たち自身の感覚の変化でもある。
——リミナルスペースとは結局、私たちがいまどこに「いる」と感じているのかを問う鏡なのかもしれない。
(INFORMATION)
【展覧会概要】
展覧会名:Group Exhibition 「あの空間・場所について」
会場: SHUTL
会期:2026年3月6日(金)~3月22日(日)
※3月22日(日)はイベント開催日となります。
※3月22日(日)に開催するイベントの詳細は後日、SHUTL EXHIBITIONページにてお知らせいたしますのでご確認ください。
入場料:500円(税込)/ SHUTL×松栄堂オリジナルINCENSE付き入場チケット 1500円(税込)
※チケットはArtsickerにて3月上旬頃発売予定
OPEN:月・木・金・土・日祝
CLOSE :火・水
【企画】
主催:松竹株式会社
共催:株式会社マガザン
企画協力:kehsik.jp
(PROFILE)
微風ゾーン / Bifuu_ZONE
音楽レーベルLocal Visionsを共同主催している神戸在住の音楽家Tsudio Studioのアンビエントプロジェクトである。
音楽、写真、映像を駆使し“風の始まりの穏やかな空白座標“を表現。自身の写真を狭義のリミナルスペースと区別するため2021年から #微風ゾーン というハッシュタグを独自に作り出しSNS上で作品を発表し続けている。
今回の展示では多数のデジタルフォトフレームを使用し、それぞれ独立した時間軸で音と映像が繰り返されるサウンドとビジュアルによるインスタレーション作品を発表。
2026年の2月には微風ゾーン名義では初となるフルアルバム「The West」をConstellation Tatsuからリリースする。
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SHUTLは現代の表現者が、伝統と出会い直し、時間を超えたコラボレーションを行うことで新たな表現方法を模索する創造活動の実験場です。スペース利用から、メディアへの掲載、コラボレーションまで、どうぞお気軽にお問い合わせください。