(EXHIBITION)
タムラサトル個展「レイという青いワニはまわるのに60秒かかるジョージという白いワニはまわるのに30秒かかる」
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【展示について】
SHUTLリニューアルの柿落としとして、現代美術家・タムラサトルによる個展を開催いたします。タムラは、作品から意味性や目的性を徹底的に排除することをコンセプトに、主に電力によって駆動する立体作品を制作してきました。本展では、タムラの代表作のひとつであるシリーズ作品「まわるワニ」の大規模インスタレーション《スピンクロコダイル・ガーデン》を、約3年ぶりに公開します。
今回の展示では、東銀座に位置するSHUTLの空間にあわせて、小さな2体の「まわるワニ」を起点に、約500体におよぶワニたちが展開されます。ウレタンやスチロール、ペーパークレイで制作された色とりどりのワニたちは、電力とモーターによって、ひたすら無目的に、ただ機械的に回転し続けます。その姿は、非現実的なまでのダイナミズムを空間にもたらし、観る者の知覚に静かに揺さぶりをかけます。小さいワニには、それぞれ名前が付けられており、無機質な運動にささやかなオリジナリティを添えています。
タムラの作品群は、既成の価値観に対して問いを投げかけ、鑑賞者の感性を刺激します。SHUTLの新たなスタートと未来に思いを巡らせる契機として、ぜひ本展をご体験ください。
(INFORMATION)
【開催概要】
タムラサトル 個展「レイという青いワニはまわるのに60秒かかるジョージという白いワニはまわるのに30秒かかる」
期間:2025年5月15日(木)〜5月25日(日)
入場料:無料
出展作家:タムラサトル
掲載写真:国立新美術館 2022 Photos by Kozo KANEDA
【協力】
TEZUKAYAMA GALLERY
MAKI Gallery
【企画】
主催:松竹株式会社
共催:株式会社マガザン

(PROFILE)
タムラサトル / Satoru Tamura
現代美術家
1972年栃木県生まれ。1995年筑波大学芸術専門学群総合造形卒業。現在、日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科非常勤講師。
「まわるワニ」、「後退するクマ」、「登山する山」、「粉々にくだけるプラスチックモデル」、「最終的に燃える洗濯機」、「バタバタ音を立てる布」、「端数がない重量の彫刻」、「開放的なスイッチ」、「動き続ける図形もしくは文字」、「10回たたく装置」、「空間を最大限に使用しただけインスタレーション」 「中1英語の引っかかるセンテンスを彫刻にする」 などを制作・発表。
photo by Kozo KANEDA
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