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(EXHIBITION)

タムラサトル個展「レイという青いワニはまわるのに60秒かかるジョージという白いワニはまわるのに30秒かかる」

【展示について】

SHUTLリニューアルの柿落としとして、現代美術家・タムラサトルによる個展を開催いたします。タムラは、作品から意味性や目的性を徹底的に排除することをコンセプトに、主に電力によって駆動する立体作品を制作してきました。本展では、タムラの代表作のひとつであるシリーズ作品「まわるワニ」の大規模インスタレーション《スピンクロコダイル・ガーデン》を、約3年ぶりに公開します。

今回の展示では、東銀座に位置するSHUTLの空間にあわせて、小さな2体の「まわるワニ」を起点に、約500体におよぶワニたちが展開されます。ウレタンやスチロール、ペーパークレイで制作された色とりどりのワニたちは、電力とモーターによって、ひたすら無目的に、ただ機械的に回転し続けます。その姿は、非現実的なまでのダイナミズムを空間にもたらし、観る者の知覚に静かに揺さぶりをかけます。小さいワニには、それぞれ名前が付けられており、無機質な運動にささやかなオリジナリティを添えています。

タムラの作品群は、既成の価値観に対して問いを投げかけ、鑑賞者の感性を刺激します。SHUTLの新たなスタートと未来に思いを巡らせる契機として、ぜひ本展をご体験ください。

(PROFILE)

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タムラサトル / Satoru Tamura

現代美術家

1972年栃木県生まれ。1995年筑波大学芸術専門学群総合造形卒業。現在、日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科非常勤講師。
「まわるワニ」、「後退するクマ」、「登山する山」、「粉々にくだけるプラスチックモデル」、「最終的に燃える洗濯機」、「バタバタ音を立てる布」、「端数がない重量の彫刻」、「開放的なスイッチ」、「動き続ける図形もしくは文字」、「10回たたく装置」、「空間を最大限に使用しただけインスタレーション」 「中1英語の引っかかるセンテンスを彫刻にする」 などを制作・発表。

photo by Kozo KANEDA

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Launching Authentic Futures SHUTL

SHUTL is a gallery for exploring new ways of connecting tradition and modernity.

SHUTLは現代の表現者が、伝統と出会い直し、時間を超えたコラボレーションを行うことで新たな表現方法を模索する創造活動の実験場です。スペース利用から、メディアへの掲載、コラボレーションまで、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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