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(INTERVIEW)

【INTERVIEW】YUGO. EXHIBITION「DEFY」

3年ぶりとなるYUGO.個展「DEFY」が、2024年11月29日〜12月27日にSHUTLにて開催されます。京都・福岡を巡回し、最後を飾るのが東京会場。このSHUTLでの展示には新作も追加されるとのことで期待が高まります!どのような個展になるのか、YUGO.さんにその想いを伺いました。

 

インタビュー:小倉 ちあき、武田 真彦(株式会社マガザン)

ライティング:小倉 ちあき

 

作家活動の変遷について

SHUTL:アーティストYUGO.さんの、主な活動領域について教えてください。

YUGO.:ミュージシャンのCD・デジタルのジャケットやグッズのデザイン、全体のアートディレクションを手掛けることが多いです。最近では小説の執筆など、ジャンルにとらわれず多くの表現に挑んでいます。

SHUTL:近年の活動で思い入れのあるものを、いくつかお聞かせください。

YUGO.:色々な活動の中でも、ライブペイントは特に刺激があります。
2024年は、LIQUIDROOM(東京)で開催された3ピースバンド、w.o.d.主催のイベントで演奏中のバンドと同じ空間でペインティングをしたり、WORLD(京都)で開催したイベントではステージ上でDJをしながら同時に絵を描いたりもしました。
音楽がある場所で常にパフォーマンスさせてもらえることは、自分にとって最高の強みと喜びです。

YUGO.PRESENTS SUPER MAD

今回の展示について

SHUTL:3年ぶりの個展となりますが、『DEFY』(反抗)というテーマへの想いをお聞かせください。

YUGO.:反抗というテーマは、表現においてずっと大事にしてきたことですが、今回はこれまでの自身の作風や表現、価値観に対する反抗をテーマにしたいと考え、新たなことへの挑戦の意味も込めてこのタイトルにしました。

YUGO. 「TRUTH」(2024)

SHUTL:展示について、「今までやったことがない技法」や「新たなテイストでの作品制作」とステイトメントにあり、楽しみにしています。どのような展示内容になるのでしょうか?お話していただける範囲でお聞かせください。

YUGO.:過去に何度も個展は行ってきましたが、全作品をキャンバスに描いて展示するのは今回が初の試み。キャンバスでの作品制作にしっかり向き合う機会となりました。
作品制作では、作品の技法・テイストを統一させないことにもチャレンジしました。
黒い輪郭線を無くし、光と影のレイヤーを細かく大量に重ねた絵だったり、逆に黒の輪郭線を極端に太く描きレイヤーも削ぎ落とした平面的な絵だったり。
どちらも初めて挑んだ技法なので、その他の作風のものと合わせて、同じ空間で楽しんでもらえると嬉しいです。

SHUTL:YUGO.さん自身の中で、「タブーとしていた表現」にチャレンジされる、とありますが、作品制作にあたって、制作前と制作後になにか心境の変化はありましたでしょうか?

YUGO.:タブーな表現というと少しニュアンスが強いですが、今回は今まで以上に具体的なメッセージ表現にこだわりました。
日々ニュースで目にする事件や、生きていて感じたことをストレートに言葉として作品にしたい……。個展の制作をするうちにどんどんそういった気持ちが生まれていきました。
作品に言葉を残す場合には、日本語ではなく英語を使うという見せ方をしていますが、今回も言葉の選び方には時間をかけ、本音で表現することができたと思っています。

SHUTL:巡回展として京都・福岡を廻られますが、東京会場だけの取り組みはありますか?

YUGO.:東京会場となるSHUTLは、他の2会場と空間のレイアウトが大きく違うので、
それを活かした特別なインスタレーションを考えています。
また自身の個展では初めてとなる試みとして、友人であるドミコの(さかした)ひかるに会場で弾き語りライブをお願いしました。自身の作品とライブパフォーマンスがどう交わるのかが楽しみです。

SHUTLに関して

SHUTL:1年記念を迎えたばかりのSHUTLですが、どのような印象をもたれましたか?また、SHUTLの展示で期待していることはありますか?

YUGO.:オープン時のレセプションにお邪魔した際、空間のかっこよさと圧倒的な個性に驚きました。
最初の印象として、その個性さ故に、自分が展示で使いこなせる場所ではないと怖気付いていましたが、まさかその一年後に自分が個展をさせていただくことになるなんて………(笑)。
大変光栄なことだと感じつつ、アーティストとして試せる場をいただけているような感覚もあるので、この空間に引けを取らない最高の展示ができるよう色々考え続けています。

YUGO.「OVER」(2024)

YUGO.「FOREVER」(2024)

SHUTL:最後に、来場されるお客様へのメッセージがあればお願いします。

YUGO.:3年ぶりの個展として、夏から京都・福岡を巡りながらブラッシュアップを重ねて巡回する最後の地が、東京・SHUTLになります。
東京開催だけの新作や新たなインスタレーションも追加されるので、先の2会場でご覧になられた方も初めての方もぜひ楽しみにしていてください。絶対、損はさせませんので。お待ちしています。

(PROFILE)

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YUGO.

イラストレーター / アーティスト

ロンドン・NYのパンクやストリートカルチャーから強い影響を受け、社会に対する反抗・憤り等をテーマにした作品を多く描く。

ロックバンド / ミュージシャンへのデザイン提供を中心にアパレルブランドの店舗ビジュアルや音楽イベントのアートプロデュース等も行う。

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