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SHUTLオープニング展示シリーズ 第1期 「伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜」
最果タヒ+佐々木俊 / 松田将英 / 三重野龍

  • 最果タヒ+佐々木俊「詩の波紋と共鳴」 撮影:山根かおり

  • 最果タヒ+佐々木俊「詩の波紋と共鳴」 撮影:山根かおり

  • 三重野龍《徐行、スピード落とせ、仮歩道、高野、酒、薬 》 撮影:山根かおり

  • 三重野龍《徐行、スピード落とせ、仮歩道、高野、酒、薬 》 撮影:山根かおり

  • 三重野龍《徐行、スピード落とせ、仮歩道、高野、酒、薬 》 撮影:山根かおり

  • 松田将英《Sperm》 撮影:山根かおり

  • 松田将英《Sperm》 撮影:山根かおり

  • 最果タヒ+佐々木俊「詩の波紋と共鳴」 撮影:山根かおり

  • 最果タヒ+佐々木俊「詩の波紋と共鳴」 撮影:山根かおり

  • 三重野龍《徐行、スピード落とせ、仮歩道、高野、酒、薬 》 撮影:山根かおり

  • 最果タヒ+佐々木俊「詩の波紋と共鳴」 撮影:山根かおり

  • 最果タヒ+佐々木俊「詩の波紋と共鳴」 撮影:山根かおり

  • 三重野龍《徐行、スピード落とせ、仮歩道、高野、酒、薬 》 撮影:山根かおり

  • 松田将英《Sperm》 撮影:山根かおり

  • 松田将英《Sperm》 撮影:山根かおり

  • 松田将英《Sperm》 撮影:山根かおり

シリーズ第1期「伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜」展

「伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜」展では、コミュニケーションやアーカイブにおける基本要素である「言葉」と「文字」の輪郭と変化に着目する。「言葉」は対話や情報伝達、「文字」は意思表示やアーカイブのツールである。

つまり「言葉」と「文字」は、他者と具体的に繋がるため、そして生活するうえで不可欠の要素である。

「言葉」と「文字」は、常に時代の流れと共に変化と進化を繰り返してきた。古代の記号文字から始まり、今も国や文化的領域を越境して拡散しているのは、まさに言葉と文字という「伝統」が時代を超えて「コミュニケーション」によって更新され続け、新陳代謝が行われている証である。

これからどのような変化を遂げるのか、未来のオーセンティックとなりえる新しいコミュニケーション手段が出現するのか。本展は、現在形の「言葉」と「文字」のありようを見つめ、伝統が更新される予感を可視化する試みである。

シリーズの第一回の本展では、「言葉」と「文字」を題材に、現代美術、詩、デザインというカテゴリーからアーティスト・クリエイターを選出した。

作品を通じて鑑賞者は言葉や文字の表現のありようの現在形に出会い、これから更新されうる未来のオーセンティックとしての伝統の可能性について思考するきっかけとなるだろう。

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最果タヒ / Tahi Saihate

1986年生まれ。詩人。中原中也賞、現代詩花椿賞などを受賞。主な詩集に『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『天国と、とてつもない暇』『不死身のつもりの流れ星』、エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『「好き」の因数分解』、小説に『星か獣になる季節』『パパララレレルル』などがある。

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【展示デザイン】 佐々木俊 / Shun Sasaki

1985年仙台生まれ、東京在住。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
アドブレーン、グリッツデザインを経て、2016年デザイン事務所AYOND(アヨンド)を設立。これまで最果タヒの複数の著書、展示環境のデザインを担当。その他の仕事として、NIKE吉祥寺店の店舗グラフィック、東京国立近代美術館「デザインの(居)場所」宣伝美術、連続テレビ小説『エール』タイトルロゴなどがある。参加展示として、2018年太田市美術館・図書館『ことばをながめる、ことばとあるく―詩と歌のある風景』がある。

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松田将英 / Shōei Matsuda

1986年生まれ。現代美術家。2010年からソーシャルメディアで活動を開始。都市や社会に直接的に介入しながら、人々と共同で作り上げる芸術実践が高く評価され、2016年に「アルス・エレクトロニカ賞」優秀賞を受賞。同年に渡独し、現在は新世代のコンセプチュアル・アーティストとして国内外で注目を集めている。近年の主な展覧会に「それは知っている:形が精神になるとき」(金沢21世紀美術館、2023)、「六本木アートナイト」(東京ミッドタウン、2022)など。

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三重野龍 / Ryu Mieno

1988年兵庫県生まれ。2011年京都精華大学グラフィックデザインコース卒業。
大学卒業後、京都にてフリーのグラフィックデザイナーとして活動開始。
美術や舞台作品の広報物デザインを中心に、ロゴやグッズなど、文字を軸にしたグラフィック制作を実践。
現在までなんとか生き延びている。

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ステートメント

オープニング展示シリーズ「伝統のメタボリズム」展

「未来のオーセンティック」を体現するスペース「SHUTL」は、本展を皮切りに伝統と現代を新たに接続する方法を生み出し、新陳代謝を促進する表現を紹介していく。

「伝統」という概念は、すでにそこに存在しているかのように捉えられがちであるが、現在進行形で生み出され、更新され続けていると言えるのではないだろうか。

この「伝統のメタボリズム」展では、「伝統」が「コミュニケーション」によって成立しているということに着目したい。ここにおけるコミュニケーションとは、情報や文化の伝達と、それらを媒介にした異なる世代間の交流によって、伝統に対する価値観が常に時代と共に更新されるプロセスを指す。

時代ごとに特有の文化活動や社会に対する意識は、絵画や彫刻などの美術作品や、文字で記した書物などを通じて後世へ残されていく。そして人々がそれらを時代を越えて記憶し、継承するとき、必ずそこには「コミュニケーション」が生まれ、その時代における価値観が流入する。こうして伝統は変容し、更新され、新陳代謝し続けているのである。

そして「伝統」が「コミュニケーション」によって更新されるプロセスを、「記憶」「継承」「変容」という3つの要素から紐解いてみたい。

【1】記憶
過去の出来事に対する認識、信念、行事、習慣、技術などの集積

【2】継承
一定の集団や地域、文化的コミュニティなどのアイデンティティ形成において受け継がれる事柄と継ぐための行為

【3】変容
その時代における価値観が流入し、既存の価値観が残りながらも更新されている状態

本展では、この3つの要素を軸に、「コミュニケーション」によって伝統が更新されるということについて、アートやクリエイティブの側面から「言葉と文字」、「様式の変容」、「見立て」という3部作にわたる展示シリーズとして紹介する。

 

【開催期間】(会期は予定、第2期以降は変更となる可能性がございます)

  • 第1期「伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜」2023年10月13日(金)~11月5日(日)
  • 第2期「伝統のメタボリズム〜様式からの変容〜」2023年12月中旬~2024年1月中旬
  • 第3期「伝統のメタボリズム〜見立て〜」2024年2月中旬~3月中旬

第2期「伝統のメタボリズム〜様式からの変容〜」、第3期「伝統のメタボリズム〜見立て〜」のアーティストや詳細は決定次第お知らせいたします。

SHUTLでは本展を皮切りに、伝統と現代を新たに接続する方法を生み出し、新陳代謝を促進する表現を積極的に紹介してまいります。引き続きご注目ください。

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SHUTLは現代の表現者が、伝統と出会い直し、時間を超えたコラボレーションを行うことで新たな表現方法を模索する創造活動の実験場です。スペース利用から、メディアへの掲載、コラボレーションまで、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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